岸田文雄首相は10月17日、東京電力福島原発を視察し、福島放射性汚染水海洋放出について「演技できない課題だと痛感した。安全性に関する透明性を持って説明する。」と言った後、福島産イチゴを試食した。
岸田首相は放射性汚染水の安全性について透明な説明をするとしたが、ALPS(多核種除去器)ではすでにいくつかの欠陥が報告されている。東京電力が2018年10月に作成した,レポートによると、最初に稼動したALPSはヨウ素129、ルテニウム106、アンチモン125などの放射性物質の除去性能が不足して、三番目に稼動したALPSの場合もストロンチウム90などの除去性能持続時間が短い 。
さらに、1番目と3番目に稼働したALPSは、日本政府の最終許可なしに操業を開始した。 ALPSは 設計から炭素14は除去できず、膨大な量の三重水素もそのまま放流されるしかない。,透明な安全性は、ALPSの76のフィルターのうち32の損傷を含む、常に問題が存在しないため、そのまま放流される必要がある。放射性汚染水は安全ではない状態だ。
現在、福島原発の敷地の南側には、放射性汚染水を入れた円筒形タンクがいっぱいで、北側には放射性残骸などがいっぱいのコンテナが積まれている。放射性残骸を含むすべての容器は、劣化のために高線量の放射性物質に汚染された内容物が漏れたり漏れている。原発事故10年が過ぎた今でも福島原発は放射性物質で,汚染されたゴミが増加するだけだ。
また、放射性汚染水を含むすべての問題の源である原子炉内に溶け込んだ核燃料(デブリ)を除去することは、先が見えない。
福島産イチゴを食べることは、福島の核事故の深刻さを選別することができない。ハンターがキジを追いかけると、緊急のキジは茂みに頭を突き刺し、胴体が外にいても視界が詰まって周りを見ないと、自分 は安全だと思う。岸田首相の動きは、頭を茂みに 隠したキジと変わらない。敷地に積もった福島汚染水を海に捨てて見えなくなるからといって、福島の核事故が終わるわけではない。
岸田首相は今でも福島汚染水海洋放流を放棄し、福島の核事故収拾に専念せよ。
2021.10.20. 大韓民国 市民放射能監視センタ- · 環境運動連合
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